Op. 86 レッスンにおけるASD(アスペルガー)児の特徴  その3

ピアノと発達障害

 

サライ
サライ

こんにちは!
発達障害のひとつ「ASD / ADHD」とともに生き半世紀。

ピアノの先生をしているサライと

むすこ
むすこ

そのむすこ。
同じくADHDの中学1年生です!

 

レッスン室の空気

 

ASD生徒のレッスンはどこかしら緊張感を感じます

 

サライ
サライ

空気が凍りついたような、それとも流れていないかのような、独特な重たい空気が室内に漂っています

 

一方、ADHD生徒のレッスンは開放感以外のなにものでもない

 

サライ
サライ

風船が割れたあと、中から舞い散る紙吹雪のような自由な空気が、レッスン室を彩っています

 

むすこ
むすこ

「緊張と集中」とはかけはなれた雰囲気だね!

 

これはサライだけが感じる空気なのか、他の先生も同様なのかはよく分かりません。

 

セバ
セバ

もちろん、まったく違ったタイプのASD、ADHD生徒もたくさんいるけど

 

シエル
シエル

それはおいといて

 

脱力が苦手

 

4コマのYちゃんは中学1年生。「幼稚園の先生になりたい」と、一年前にピアノを始めました。そして、

 

サライ
サライ

ASDによる運動障害が少々見られます

 

Op. 63 芸は身をたすく
ASD(自閉症スペクトラム)からくる運動障害があるYちゃん。将来「幼稚園の先生」になりたくて習い始めたピアノですがなかなかうまくいきません。一方、「絵をかくこと」はとても得意なよう。苦手なことはマイペースで、一芸はどんどん伸ばしていきましょう

 

ところが彼女、小さいころから手踊りを習っており、その方面ではなかなか上手くいっているようです。

 

むすこ
むすこ

手踊りというぐらいだから、手で表現するんだよね。動きはとてもしなやかなはず!

 

サライ
サライ

そうです。一見するとYちゃんの手(腕)の動きは非常に優雅な印象が見受けられるのです

 

ところが、先日4コマの実験をしたところ、手首の力がまったく抜けていないことが発覚しました。

 

サライ
サライ

他の先生から教わった「力を抜く(ピアノ演奏における脱力の)方法」をあれこれ試してみましたが、一向に効果がありません

 

もしかすると、一見優雅に見える手踊りの手の動きは完全にコントロールされたものであり、ピアノ演奏における脱力とはまったく別の力なのかも知れません

 

サライ
サライ

それでも、せっかく手踊りの世界ではうまく行っているのですから、今後Nちゃんの自尊心を傷つけないよう、くわえて上手く脱力も出来るように、試行錯誤が必要ですね

 

Op.6 Kくんとピアノ
ちょっぴり程度の重い発達障害児Kくん。教室の中を飛び回ったり、おしゃべりがとまらない。そんな感じでレッスン出来るのかと思われますが、1日0.1歩でも進めばいい。時には10歩下がってもいい。本人と先生が楽しかったらそれでいいのかもしれません。

 

ASDの感覚過敏

 

ASDの特徴の一つに、五感が過敏であることが挙げられます。

 

セバ
セバ

まぶしい場所が苦手だったり、騒々しい音、衣服のちくちく、味覚、嗅覚などなど

 

ピアノレッスンでは、生徒の手に直接触れて教えることがよくあります。

 

サライ
サライ

その方が、口で説明するより感覚をつかみやすいからです

 

ASD生徒の場合、「触れられる」直前に身体を固くする傾向があります。

 

シエル
シエル

「触られたくない(触覚過敏)」もしくは「他人と距離が縮まる違和感」が一瞬、身体を緊張させるのかな

 

Op.9 距離はそのうち縮まる?
人とのコミュニケーションが極端に苦手な子。会話どころかあいさつもままなりません。それでも、成長するにつれ少しずつ言葉数が増え、ぎこちないけれど「笑顔」のようなものも見せてくれるように。これまでの過程を知っているからこそなおさらうれしい瞬間ですね。

 

サライ自身ASDとADHDのハーフなので、その気持ちはよく分かります。なので、彼らに触れる際は、自然とおそるおそる、

 

サライ
サライ

ごめんね~ちょっと触るね~みたいな感じで、、、

 

これがADHD、もしくはちょっとやんちゃな生徒の場合、結構な確率で手を「ばん」と振り払われます

 

サライ
サライ

彼らは窮屈がきらいなので、自由を束縛する「先生の手」は天敵のように感じるのかもしれません

 

まあ、ASD、ADHD、ベクトルは全く真逆のようにも見えますが、生きづらいのは双方にとって確か。

 

セバ
セバ

年を重ねるにつれ社会への適応力は身につけていくんだろうけど、それまでは苦労の連続だね!

 

それでも、山を登り切ったものだけに見える、かけがえのない風景(経験)もあります

 

むすこ
むすこ

今は(上り)坂道の連続だけど、一緒に前を向いて歩いていこう!

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